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2012年8月12日(日)に千葉県立現代産業科学館で、研究室の学生がインフレータブルローバーについて講演を行いました。

8 月8日の大磯に引き続き、2012 年8月12日(日)に、学部4年生の鎌形史也君と大学院2年生の鈴木亮君が、千葉県市川市の千葉県立現代産業科学館にて開催された企画展「宇宙へのきぼ う」で、約100名の子どもたちを対象に「風船ロボットを走らせてみよう!!−未来の月探査って!?−」と題して講演とデモンストレーションを行いまし た。本講演は、東海大学航空宇宙学専攻のウルトラライトスペースシステムプロジェクト(LSSP)との合同で実施したもので、LSSPスタッフ6名も参加 しました。
今回はまた、企画展「宇宙へのきぼう」でもこの月面探査ローバーの展示をさせていただきました。宇宙で使用できる膜材料を 使った研究は現在進行中のため、展示では入手が用意な膜材料を使い、学生自ら手づくりしたものを展示しました。近年のエレクトロニクスデバイスの小型化を 取り入れて観測用の機器も小型軽量化し、質量を1kg以下を目指しながらも、走行に必要なタイヤは宇宙インフレータブル構造技術で作ることによって、輸送 時には小さく折り畳んでおくことができます。構成がシンプルなので高い信頼性が期待でき、大幅なコストダウンも見込めるため、未来の月・惑星探査をより身 近なものにする技術として是非実現したいと考えています。
当日お集りいただいた子どもたちやご父兄の方々や科学館の関係者の方々に感謝いたします。