発表会

発表会 · 2022/01/11
2022年1月8日(土曜日)に研究室の新春ゼミナールを開催しました。今年も残念ながらオンラインでの開催になりました。大学院生、卒研生の6名が参加しました。5名の卒研生と1名の大学院生が、これまでの研究の経過を紹介しディスカッションを行いました。掲載した記念撮影も、去年に続きパソコンのスクリーンショットになってしまいました。学科で行う卒業論文の最終発表会が2月上旬にありますので、それに向けて頑張っていきます。
発表会 · 2021/02/05
2021年2月4日(木)に、航空宇宙学科航空宇宙学専攻の卒業研究発表会がオンラインで開催されました。これまでは、教室を会場にして行なってきましたが、今年はオンライン上に会場を3つ設営し、そこに発表者、司会担当の学生、教員が集結して発表会が行われました。当研究室からは7名の学生の発表が行われ、これまでの卒業研究の成果が披露されました。学生は、すでに12月下旬に卒業論文を提出しており、また1月9日の新春ゼミナールでの議論を経て、最終発表会に向けて多くの時間を割いて最後の仕上げをしてきました。準備の甲斐があって、この日は落ち着いて実力が発揮できたと思います。 通常は、何か写真を載せてこのニュースを掲載するのですが、オンラインでの開催だったので、以下にこれまでの経過とメッセージ(学生向けを含む)を述べさせていただきます。 今年度はコロナ禍での卒業研究(および大学院生の修士研究)となり、ものづくりや実験が主体の当研究室では、様々な工夫が余儀無く求められました。大学からの感染対策の指針に加えて、さらに厳しい人数の制限やフェースシールドの配備、オンラインミーティングの活用、研究テーマの見直しや在宅での一部実施を取り入れた方法への変更などを行い、可能な限り感染拡大のリスクが減らせるような運営を行なってきました。 こういうことに慣れている人は、学生はもちろん教員にも普通はいません。しかし、物事を科学的な視点で捉えて、冷静に自分でよく考えて適切に行動するという、そういう基本的な生活態度が何よりも大切だということが再認識できたと思います。もとより望んだわけではありませんが、こういう基本的なことが若い時代に経験できたことは、見方を変えれば財産にもなりますし、そう前向きに捉えることにしたいと思います。 まだ収束が見通せない状況下で、この先いつまでこういう生活が続くのかわかりませんが、新しい年度が始まる4月からは、この1年の試行錯誤の結果が問われることになるのでしょう。新たに卒業研究に着手する現在の3年ゼミ生も、感染対策には科学的な目を持って万全な姿勢で対峙して欲しいと思います。また、卒業研究を通した広い意味での学びの場が最大限に確保できるように研究室を運営していきますので、安心して大学生活の最後の1年を充実したものにして行って欲しいと思います。困難な局面から何を学ぶのか、何が学べるのか、そこに目を向けることが、真の意味での「コロナ禍の収束」になると思います。 最後に、少し補足をします。「コロナ禍の収束」と書いたのは、医学的な収束という意味ではありません。その後の、社会活動や人間の生活などの中に残った負の遺産をいかに減らすか、あるいは未来への財産としてどうやって転換していくか、そういう人類の英知を結集した長い取り組みになります。私は、今回の卒業研究生や修士課程学生が、この4月から各方面できっとそういう役回りで活躍してくれると信じていますし、後輩がその後に続いていきます。(以上、角田博明[教員]記)
発表会 · 2020/11/05
2020年10月27~30日にオンラインで開催された第64回宇宙科学技術連合講演会に参加し、「コンベックステープを用いた巻き取り収納可能な火星飛行機主翼の検討」について研究発表を行いました。...
発表会 · 2020/11/05
2020年10月12~14日に開催された、71th International Astronautical Congress (IAC)で、「Shape Control of Solar Sails using Selective Operation of Membrane Mounting SMA...
発表会 · 2019/07/31
2019年7月22、23日に、JAXA宇宙科学研究所において第29回アストロダイナミクスシンポジウム(29th Workshop on Astrodynamics and Flight...
発表会 · 2018/12/16
2018年12月14日にJAXA宇宙科学研究所相模原キャンパスで開催された第34回宇宙構造・材料シンポジウムに参加し、「キネマティックカップリングへの振動印加による位置決め精度の向上」について研究発表を行いました。本シンポジウムは例年12月に開催され、宇宙構造物の構造・材料に関する最新の研究成果の発表が行われ、宇宙開発に携わる研究者の情報交換の場となっています。 私が研究しているキネマティックカップリングは、V溝と球などの幾何学的形状を持つラッチを組み合わせることで、物体間の自由度を過不足なく拘束し部品の高精度な位置決めを行う技術です。用例のひとつとして、ASTRO-Hの伸展式光学架台の伸展後の位置決めが挙げられます。このキネマティックカップリングにおいて、球とV溝の間に生じる不整合を加振によって取り除き、位置決め精度を向上させるというのが私の研究の大まかな内容です。 昨年の本シンポジウムでの発表に続き2回目の研究発表でしたので、今年は事前の練習や発表資料の改善のための時間を十分に確保でき、聴き手の方々を意識して発表に臨むことができました。質疑応答では、多くの研究者の方々から貴重なご質問・ご意見を頂き、自らの研究に対する知見や、自らのプレゼンテーションに足りない点などを自覚いたしました。 また、シンポジウムでの発表に向けて準備を進めていく中で、ゼミの教授や仲間たち、共著者の方々のご助力を頂いて研究に進展が生まれることが多々あり、人と協力していくことの大切さを再度実感いたしました。今後、修士論文を執筆していく中で、また企業でエンジニアとして働いていく中で、これらの経験を糧によりよいものを生み出せるように努力をしていきたいと考えています。(大学院2年生・小川雄樹)
発表会 · 2018/11/13
2018年10月24~26日、久留米シティプラザにて開催された第62回宇宙科学技術連合講演会に「小惑星探査用ローバへの接着型移動メカニズムの適用に関する研究」と題して研究発表を行いました。本講演会は宇宙開発に関わる幅広い分野の研究者、技術者による発表、議論が行われるため、多岐に渡った数多くのセッションが設けられています。惑星探査をメインテーマとした本セッションでは、小惑星探査における宇宙機の航法制御や着陸機の挙動、小惑星上の移動手法について発表され、私はヤモリの接着・剥離機能を活性化させる微小なspatula構造のメカニズムを応用した探査ローバの移動メカニズムについて発表しました。発表後には学会期間を通して外部研究者から多面的かつ本質的な質問や助言を頂き、本研究遂行において貴重な意見を得ることができました。また、自他分野を横断して様々なセッションに参加しました。本研究と類似した研究課題、異なる研究手法、幅広い分野の視点は、本研究をより深く本質的に検討する視野の拡大に繋がりました。 学会を通して、本研究の未熟さと、進展させるアイディアのきっかけを獲得することができ、本発表、連日の各セッションへの参加は大変良い刺激となりました。また、研究作業は独りで抱え込みがちですが、本講演会での発表を通して多くの研究仲間がいることを実感することができたことは、非常に重要な励みになったと感じます。次回の発表ではより良い研究成果を報告したいと思います。(大学院2年生・佐藤椋太)
発表会 · 2018/08/31
2018年7月30~31日にJAXA宇宙科学研究所にて開催された、28th Workshop on Astrodynamics and Flight Mechanicsで「A Study on Shape and Stiffness of Membrane Structure Due to Warped of Membrane...
発表会 · 2018/08/31
2018年7月10~13日にカナダのモントリオールにあるMcGill Univ.で開催された、15th International Space Conference of Pacific-basin Societies (ISCOPS)で「A Study on Shape and Stiffness Control of Large Scale Membrane Structure using Membrane...
発表会 · 2017/12/14
2017年12月8日にJAXA相模原キャンパスにて開催された第33回宇宙構造・材料シンポジウムで,「キネマティックカップリングのV溝傾斜角度が位置決め精度におよぼす影響」と題して研究発表を行いました.宇宙構造・材料シンポジウムはその名のとおり宇宙構造物の構造と材料に関する研究発表が行われるシンポジウムです.私の研究はその中でも宇宙構造物の構造技術に関する内容です.キネマティックカップリンは簡単に説明すると球と平面,球とV溝,球と円錐溝といった組み合わせを利用して部品間の剛体6自由度を拘束する技術です.構造が簡単であるため信頼性が高く,ある程度ラッチが自由に動くことができるため,熱応力にも強いという利点があります.宇宙構造物ではASTRO-Hをはじめとする人工衛星の光学部品の位置決めが主な用例であり,宇宙構造物以外では半導体製造装置においてウェハを輸送するロードポートの位置決め等にキネマティックカップリングが用いられています. 今回のシンポジウムに向けて今年の4月より研究を行って参りましたが,その取り組みの中で,工作機械を用いた材料の加工や,自作のローパスフィルターを用いた実験データのノイズ除去を経験し,新たな知識を得ることができました.実験を進めていく中では理論式の理解や実験方法の構築をとおして研究をより効率的に進めていくための情報整理や,質問の意図が伝わりやすくかつ自分の望んだ情報が得られるような質問の仕方を学びました. 自身にとって初めての学会発表ということで発表本番は非常に緊張しましたが,なんとか気分を落ち着かせて聴講者の方にご理解いただけるようなプレゼンテーションを心掛けました.発表を終えてからは,質疑応答で頂いた質問や指摘を吟味して発表内容を修正し,翌日の大学での修士研究の中間発表をよりよいものとすることができました.ご指導いただいた先生方やゼミの仲間達をはじめ多くの方々のご協力のもとに研究を進め,その中で多くの貴重な知見を得て,自分自身の成長を実感できた8ヶ月でした. (修士課程1年 小川雄樹)

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