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2019年1月5日(土)に横浜山手のブラフ18番館で、毎年恒例の研究室新春ゼミナールを行いました。

2019年1月5日(土曜日)に研究室の新春ゼミナールを開催しました。毎年この時期に行っているゼミですが、今年は大学の授業が7日から始まるので、その前ということで年明けのやや早い日程となりました。会場は久しぶりに横浜・山手のブラフ18番館の付属棟を終日貸していただきました。大学院生、卒研生、3年ゼミ生の15名が参加し、卒研生は昨年末に提出した卒業論文に沿って1年間の卒業研究の成果を発表しました。また、大学院2年生は修士論文の提出は2月であるものの、ほぼまとめの段階に入っておりその成果を発表しました。ほぼ1日かけて行うので、一人あたり20〜30分と長めに時間をとることができ、有意義な議論の場を持つことができました。学科や専攻で行う最終発表会までに、この日の議論を踏まえて追加の実験や解析、考察の仕上げをしていくことになります。
4月から卒業研究に着手する3年生にとっては、7月の中間発表会に続き2回目の先輩の発表を聴講する機会となりました。そろそろ卒業研究のテーマを決める時期に差し掛かっており、今回の発表を聞きながら、自分がこれから取り組んでいく卒業研究というものが、ある程度はイメージできたと思います。また、この1年を振り返って先輩から後輩に伝えたい、卒研をうまく進めるためのノウハウや、いろいろと反省することなどは、この日の夜に開催した新年会の場で共有できたと思います。今年の年末年始は、気温が低い日が続きましたが、この日は日差しに恵まれ日中は暖かな陽気となりました。
ブラフ18番館は、別の場所にあったオーストラリアの貿易商の住宅を、戦後は教会の使用を経て横浜市が現在の場所であるイタリア山庭園に移築復元したとのことです。1920年代ごろの外国人住宅の様子を留めた建物だけでなく、家具や古い国産ピアノが大切に保存されており、一見の価値があります。隣には、やはり歴史的な建築物である「外交官の家」があります。今回は昼休みを長めにとり、それぞれの館内を見学できる時間をとりました。両者とも立派な庭園があり、花の季節や紅葉の時期にはまた素晴らしい景観が楽しめます。
下の写真は・・・実は、ここではなく新年会の会場に行く途中で立ち寄ったアメリカ山公園のイルミネーションです。なぜか三日月があったので宇宙にちなんだテーマということで写真を撮りました。