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2018年10月24日〜26日に久留米市の久留米シティプラザで開催された第62回宇宙科学技術連合講演会で研究室の大学院生が発表を行いました。

2018年10月24~26日、久留米シティプラザにて開催された第62回宇宙科学技術連合講演会に「小惑星探査用ローバへの接着型移動メカニズムの適用に関する研究」と題して研究発表を行いました。本講演会は宇宙開発に関わる幅広い分野の研究者、技術者による発表、議論が行われるため、多岐に渡った数多くのセッションが設けられています。惑星探査をメインテーマとした本セッションでは、小惑星探査における宇宙機の航法制御や着陸機の挙動、小惑星上の移動手法について発表され、私はヤモリの接着・剥離機能を活性化させる微小なspatula構造のメカニズムを応用した探査ローバの移動メカニズムについて発表しました。発表後には学会期間を通して外部研究者から多面的かつ本質的な質問や助言を頂き、本研究遂行において貴重な意見を得ることができました。また、自他分野を横断して様々なセッションに参加しました。本研究と類似した研究課題、異なる研究手法、幅広い分野の視点は、本研究をより深く本質的に検討する視野の拡大に繋がりました。
学会を通して、本研究の未熟さと、進展させるアイディアのきっかけを獲得することができ、本発表、連日の各セッションへの参加は大変良い刺激となりました。また、研究作業は独りで抱え込みがちですが、本講演会での発表を通して多くの研究仲間がいることを実感することができたことは、非常に重要な励みになったと感じます。次回の発表ではより良い研究成果を報告したいと思います。(大学院2年生・佐藤椋太)