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2013年1月8日(火)に横浜山手のブラフ18番館で、毎年恒例の研究室新春ゼミナールを行いました。

今年、関東地方は穏やかな陽気で新年を迎えましたが、ここ数日は 厳しい冷え込みが続いています。大学の授業も7日から始まり、キャンパスにも活気が戻ってきました。この時期、新年のはじまりということで毎年学外で新春 ゼミナールを行っています。今年も、例年と同じ横浜の山手にあるブラフ18番館のホールをお借りして開催しました。今回は、大学院生・4年卒研生・3年ゼ ミ生の総勢14名と教員に加え、宇宙科学研究所から吉光徹雄先生にご参加をいただきました。
今年の卒業研究では、一部のテーマに月面探査 ローバーに資するためのインフレータブルホイールを取り上げており、その関係で今回は宇宙研から吉光先生にもご参加をいただきました。先生には、学生たち の発表を熱心にお聞きいただき、厳しくも暖かなご指摘をたくさんいただけたことに感謝いたします。卒業論文と修士論文は12月下旬が提出だったので、これ までの成果のまとめはだいぶできていました。これから学科で行う発表会まで残すところ約1ヶ月となり、最後の追い込みみかけての方針も明確になったようで す。
3年生は、今年度からは春学期の半ばに研究室配属が行われ、新たに8名が加わりました。これまで、宇宙軽量展開構造物の構造的な実験 をするためのもの作りをグループワークでやってきました。授業では実験であっても、あらかじめ用意されているものを指示通りにやるのが中心で、工夫をした り議論をしたりする余地はあまりありませんでした。そこを、小人数のゼミの利点を活かして、少しでも新しいことにチャレンジするということで、写真をお見 せできないのが残念ですが、やや大きな軽量展開構造物を製作してみました。技術の習得はもちろんでこういうグループワークは、社会に出てからは必ず必要に なるスキルなので、良い経験になったと思います。
終了後は横浜駅の近くの店で、新年会を行いました。まだ時間があったので、吉光先生をご 案内して、外交官の家、ベーリックホール、エリスマン邸、山手234番館、港の見える丘公園から中華街を抜けて関内駅まで、およそ1時間のヨコハマの夕暮 れを散歩しました。新年会の席上では、なかなか機会が作れない3年生と上級生の交流をはかることができ、また吉光先生からも宇宙開発における楽しくも厳し いお話をいただき、参加者一同、たいへん充実した時間を過ごさせていただきました。