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2018年7月30〜31日にJAXA宇宙科学研究所で開催された28th Workshop on Astrodynamics and Flight Mechanicsで、研究室の大学院生が発表を行いました。

2018年7月30~31日にJAXA宇宙科学研究所にて開催された、28th Workshop on Astrodynamics and Flight Mechanicsで「A Study on Shape and Stiffness of Membrane Structure Due to Warped of Membrane Device(膜面デバイスの反りによる膜構造物の膜面形状と剛性に関する研究)」と題して研究発表を行いました。このシンポジウムでは宇宙機の航行力学とその応用を主題としており、軌道運動だけでなく、構造解析やロボティクスの結果を利用した航行力学上の諸問題も対象となるため、宇宙航行に関する幅広い分野の研究発表が行われる国際学会です。私はこの3週間前に行われたISCOPSで発表した内容をベースに研究成果を追加した内容である、ソーラー電力セイルを模擬した膜構造物の形状変化と、変形による太陽光圧トルクの影響による宇宙航行への影響について発表を行いました。

ISCOPSでの発表の直後であったため、聴講者にもよりわかりやすいプレゼンテーションができたと感じています。本シンポジウムでは、まとまりのある専門領域の発表が多かったため、発表および質疑応答ではより活発な議論が行われました。それによって今後の研究がさらに充実できそうです。ISCOPSでは初めての学会で英語での発表だったため、かなり緊張しましたが、アストロダイナミクスシンポジウムでは落ち着いて発表ができ、そのため議論につながったと思います。(大学院2年生・加藤陸史)